「こんなに頑張っているのに、なぜ評価されないんだろう」
コンサルで働いていると、
一度はそんなふうに感じたことがある人も多いと思います。
この記事では、
- なぜコンサルでは「努力=評価」になりにくいのか
- なぜ頑張る人ほど報われない構造が生まれるのか
を、年次ごとの期待値の変化とあわせて整理します。
結論:コンサルでは「量の努力」は途中から評価されなくなる
先に結論を書くと、
コンサルでは、ある段階を超えると
「自分がどれだけ頑張ったか」より
「どれだけ人を動かせたか」が評価される
ようになります。
この切り替えができないと、
どれだけ努力しても評価が頭打ちになりやすい。
そしてこの構造こそが、
「頑張っているのに報われない」と感じる一番の原因だと思っています。
新卒〜3年目:努力はまだ評価されやすいフェーズ
まず、新卒〜2・3年目くらいまでは、
- 自分のタスクをきちんとやり切れる
- 指示された仕事を高い品質で返せる
- チームのために手を動かせる
といった 「個人プレイヤーとしての努力」 が、
比較的そのまま評価につながりやすい時期です。
このフェーズでは、
- 夜遅くまで頑張る
- タスク量を多くこなす
- 雑務でも嫌がらず引き受ける
といった姿勢が、
「よくやっている」「期待できる人」
として見てもらえることも多い。
ここで成功体験を積むと、
多くの人がこう思います。
頑張り続ければ、きっと上に行ける
でも、問題はその先です。
4〜5年目以降:評価軸が「管理・構造化」に変わる
4年目・5年目あたりから、
評価の軸が少しずつ変わっていきます。
この頃から求められるのは、
- 自分がやることを減らせているか
- チーム全体をどう回しているか
- 人に仕事を振り、質を担保できているか
つまり、
「自分が頑張る人」から
「頑張らせる側の視点を持てているか」
が見られるようになります。
ここで重要なのは、
量をこなす努力は、むしろマイナスになり得る
という点です。
頑張るほど報われなくなる典型パターン
このフェーズで起きがちなのが、次の状態です。
- 仕事ができるから、依頼が集中する
- 自分がやった方が早いので抱え込む
- 結果、常に忙しく、疲弊する
本人としては、
「チームのために頑張っている」
つもりなのですが、
上から見ると、
- 仕事を手放せていない
- 仕組みを作れていない
- 管理職視点がまだ弱い
と評価されてしまうことがあります。
このとき多くの人が、
こんなに頑張っているのに、なぜ評価されないんだろう
と感じる。
でも実は、
評価されない理由は努力不足ではありません。
評価される努力に変わるポイントは「構造化」
4〜5年目以降に評価されるのは、
- 自分に来た仕事を、どう分解するか
- 誰に任せれば回るか
- 質が落ちないよう、どんな枠組みを作るか
といった 構造化・仕組み化の力 です。
具体的には、
- 自分に来た依頼を、そのまま抱えない
- 他のメンバーに依頼し、期待値を明確に伝える
- レビューや型を作り、品質を担保する
こうして、
「自分が信頼されている状態のまま
人に仕事をさせられる」
ようになることが、
次の評価フェーズへの入り口になります。
逆に言うと、
いくら量をこなしても
構造化できなければ、評価は上がらない
というのが、コンサルの現実です。
「報われない」の正体は、成長フェーズのズレ
ここまで整理すると、
コンサルで「努力が評価されにくい」と感じる瞬間は、
- 自分の努力の方向
- 組織が求めている役割
この2つがズレたときに起きていることが多いと分かります。
つまり、
- 頑張っていないから評価されない
- 地頭が足りないから勝てない
という話ではなく、
「次に求められる努力」に切り替えられていない
だけの場合が多い。
まとめ|努力が報われないのではなく、努力の形が変わる
コンサルで努力が評価されにくい理由は、
- 評価軸が年次とともに変わる
- 量の努力から、構造の努力へ移行する
- 抱え込む人ほど評価が伸びにくい
という構造にあります。
頑張っても報われないと感じたときは、
- 今、何を求められているフェーズなのか
- 自分は「やる側」に留まっていないか
を一度立ち止まって考えてみると、
見え方が少し変わるかもしれません。
この記事が、
「なぜ報われないと感じるのか」
を整理する材料になれば嬉しいです。
▶︎やめるか、続けるかを悩んでいる人へ
▶︎今後のキャリアに悩んでいる人へ。




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