外資コンサルで働いていると、
「成果を出せば自信がつくはず」
そう思っている人は多いと思います。
でも実際には、
成果を出したのに、なぜか不安になる。
むしろ評価されればされるほど、怖くなる。
そんな感覚を抱いたことがある人も、少なくないのではないでしょうか。
私は外資コンサルで約5年半働きましたが、
一番強く不安を感じたのは、成果が出なかったときではなく、表彰されたときでした。
この記事では、
- 外資コンサルで成果を出しても不安になる理由
- 実際に私が不安を感じた具体的なタイミング
- 不安の正体をどう捉えればよかったのか
を、できるだけ事実ベースで整理していきます。
成果を出して「一番不安になった瞬間」
私が一番不安になったのは、
社内で「同職位の上位10%」として表彰されたときです。
もちろん、嬉しさはありました。
- 自分の仕事が評価された
- クライアントからの評価が会社に伝わった
- 昇進にもつながった
でも、それと同時に、こんな感情が一気に押し寄せました。
「この評価、次も維持できるんだろうか」
「周りの期待値、上がりすぎてない?」
「次に失敗したら、失望されるんじゃないか」
成果が出た瞬間に、
評価の“天井”が上がってしまった感覚がありました。
「成果を出した自分」を保ち続けられるのかという恐怖
当時の私は、いわゆる「キャリアのための努力」を
ほとんどしていませんでした。
- 業務時間はすべて仕事に使う
- 勉強や将来設計に時間を割く余裕はない
- 周囲がどうやって成長してきたのかも知らない
正直に言うと、
「今評価されている理由」を、自分でもうまく説明できなかった
という状態でした。
だからこそ、
- いつこの成果が意味を持たなくなるのか
- いつ周りに追い抜かれるのか
- その瞬間、どう評価が変わるのか
を、無意識に考え続けていたと思います。
若くして評価されたことで、余計に苦しくなった
表彰された年、私は比較的早いタイミングで昇進しました。
- 新卒から3年ほど
- プロジェクト参画後、3か月程度でチームリード
- 自分より経験年数の長いメンバーを束ねる立場
外から見れば「順調なキャリア」だったと思います。
でも実際は、
- プレイヤーとしての動き方しか分からない
- マネジメントのやり方を学ぶ時間もない
- 自分で手を動かさないと不安で仕方ない
という状態でした。
評価が先に来て、スキルと心が追いついていなかった
という感覚が、ずっとありました。
成果を出しても不安になる背景には、「頑張り方」や評価のされ方に違和感を持つケースも多いです。
▶︎ 外資コンサルで頑張っても報われないと感じた瞬間についての記事
「成果を出しているのに辞めたい」と思っていた理由
この頃の私は、よくこう言っていました。
「もう早く辞めたい」
別に仕事が嫌いだったわけではありません。
評価されていないわけでもありません。
ただ、
- 不安が消える気がしなかった
- 期待値から逃げ場がないと感じていた
- この状態が何年も続く未来が想像できなかった
結果として、
目の前の仕事は必死にこなすけれど、心は常に限界
という状態になっていました。
成果を出しても不安になる人の特徴
今振り返って思うのは、
成果を出しても不安になる人には、ある共通点があるということです。
- 真面目で責任感が強い
- 周囲の期待に敏感
- 自分を過小評価しやすい
- 「今の評価」が永続しないことを理解している
特に外資コンサルでは、
- 若手の成長スピードが異常に早い
- 自分より若い人が、突然結果を出し始める
- 評価は常に相対的
だからこそ、
成果=安心には直結しない
という構造があります。
今なら分かる「当時の不安の正体」
当時の不安を、今の言葉で整理するとこうです。
- プレイヤーからマネジメントへの切り替えができていなかった
- 学ぶ時間を意図的に確保できていなかった
- 自分の強みを言語化できていなかった
つまり、
成果そのものが問題だったのではなく、
成果を“再現できる自信”がなかった
ということだと思います。
成果を出しても不安になるのは、特別なことではない
外資コンサルで、
- 成果を出した
- 評価された
- 昇進した
それでも不安になる人は、決して少数派ではありません。
特に、
- 3〜5年目
- 初めて大きな評価を受けたタイミング
- 役割が変わり始める時期
は、不安を感じやすいフェーズだと思います。
この不安をきっかけに、キャリアを見直す人も少なくありません。
▶︎ 外資コンサルから転職して感じた「楽になった」変化
まとめ|成果を出しても不安になるのは「弱さ」ではない
外資コンサルで成果を出しても不安になるのは、
- ネガティブだから
- 向いていないから
ではありません。
むしろ、
- 成果の価値が一時的であることを理解している
- 環境の厳しさを冷静に見ている
からこそ生まれる感情だと思います。
もし今、
「成果は出ているはずなのに、不安が消えない」
そう感じているなら、
それはあなたがちゃんと現実を見ている証拠かもしれません。
この感覚をどう扱うかで、
その後のキャリアのしんどさは大きく変わります。
この記事が、
同じような不安を抱える誰かの整理材料になれば嬉しいです。
外資コンサルでは、成果・評価・働き方のバランスに悩む瞬間が必ずあると思います。
▶︎ 外資コンサルは本当に休めないのか、実際に働いて感じたこと




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