本日は、夫が急性膵炎で入院し退院するまでの経緯をまとめて記載していきます。
急性膵炎で入院した方やそのご家族にとって少しでも不安を和らげる情報になると嬉しいです。
私は入院経験もなく、幸いなことに家族が入院した経験もありませんでした。
そのため、病院について知らないことばかりの初心者目線で気づきを記載しています。
まず、急性膵炎とは?
急性膵炎とは、膵臓で作られる消化酵素が膵臓の中で活性化し、膵臓そのものや周りの臓器や内臓の脂肪を溶かす病気です。
原因としては、飲酒(アルコール性)や胆石症(胆石性)、高脂血症などがありますが、特定できないもの(特発性)があります。男性ではアルコール性、女性では胆石性が多いとされています。引用元:一般社団法人 日本膵臓学会 https://www.suizou.org/citizen/qa/qa02-1.htm
急性膵炎は膵臓だけでなく他の臓器も溶かしてしまう可能性があるため、重症になる可能性が高くICUでの経過観察をされることが多いようです。
基本的にはお酒の飲み過ぎで30代後半から50代くらいになる病気のようです。
夫は、32歳の若さで膵炎になり、病院の先生にも若さに驚かれていました。
芸能人では、チュートリアルの福田さんや次長課長の河本準一さんも急性膵炎を経験しているようです。
チュートリアル福田さんは私の夫よりも重症だったようですが、気になる方はぜひ記事を読んでみてください。
チュートリアル福田さんの記事:https://www.ntv.co.jp/gyoten/backnumber/article/20170613_02.html
1週間の入院時の記録。
夫は急性膵炎にしては軽症且つ、若いため回復力が高く1週間程度で退院することができました。退院までの記録を少し共有します。
夫が急性膵炎で入院した日(入院1日目)
平日の朝から、少しお腹が痛いと行っていた夫は、近所のかかりつけ医に行きました。
小さめの病院だったので、診察のみ(検査なし)で胃腸炎と診断されます。
ところが、平日の仕事終わりに、改めてお腹の痛みが強くなった様子。
胃腸炎にしては痛すぎるというので、近所で緊急外来を受け付けている病院に電話しました。
夫は、1人で病院に行けるというので状況だけ教えてねと伝えましたが、3時間ほど連絡なし。
22時頃に、「急性膵炎でICUに入院することになった」というLINEが来ました。
私は少しパニックになりながら、入院時の必要な荷物をまとめて病院に向かいます。
病院では、良くて2週間、悪いと1ヶ月を超えて入院の可能性があることを伝えられました。
しかも、ICUに入った当日の夜が峠になるだろうと言われました。
呆然として家に帰ります。

入院1日目はお水さえ飲めず絶食だった様子。すごく辛いと言っていました。
ICUから一般病棟に移った日(入院3日目)
アミラーゼの値が、入院1日目に基準値の10倍、2日目に8倍、3日目に1.4倍と徐々に下がっていました。
この期間、食事はなくお水だけ。お腹が空きすぎて辛そうでした。
入院3日目の午後、ICUに優先度の高い患者さんが入ったため、夫は通常病棟へ移動に。
通常病棟もICUも、感染症対策のため、週に3回15分しか面会ができなかったので移動当日は会えませんでした。
入院4日目に会いに行くと、ICUのときに比べ顔色は良く、自分で歩けているし、少し安心。
入院4日目からはおかゆをメインとした病院食を食べられるようになったそうです。
病院食を食べてもアミラーゼの基準値が急激に上昇しなければ退院が見えてくると言われ安心しました。
夫からは、Switchを持ってきてほしいと言われ、回復していることに本当に安心しました。
一般病棟で散歩したりできるのが楽しそうで、病院の売店がありがたいと言っていました。
あっという間に退院日(入院7日目)
入院3日目以降、ずっとアミラーゼの値は基準値の1.5〜2倍程度でしたが入院7日目で退院に!
退院に伴い、食事指導があり1日脂質20g以内で3週間過ごすよう注意を受けました。
しかも、旦那が大好きなお酒は一生飲んではいけないレベルの規制あり。。。
その食事指導によって夫の元気はだだ下がり。。。
退院は嬉しいものの、一生物の病気であることをここで私も夫も自覚しました。
急性膵炎になった原因はわからず。
急性膵炎に何故なったかについては結局わかりませんでした。
今年33歳になる夫は、毎日晩酌で1合程度の日本酒とテキーラを少し嗜んでいました。
お酒が原因かという話にもなりました。一方で、直接的な原因と言えるレベルの量ではないようでした。
もともと臓器が弱かったということと解釈して、この病気と付き合っていくことにしました。
正直、まだ一緒にお酒が飲めなくてしばらく脂質制限をしなければならない夫が可哀想だなぁと思うこともありますが…。
長生きしてほしいので、これからもサポートしていこうと思います。


コメント